日刊のぎへっぺんブログ

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人生初の登山、棒ノ折山に挑戦したら後半がメチャメチャ楽しかった!




どうも、千葉県出身者です。


千葉県は落花生が有名だったり県の境界線のほとんどが海と川なので実質ほぼ島だったり様々な特徴がありますが、やはり一番の特徴は山の無さではないでしょうか。

千葉県は全国で最も標高が低い県で、お隣の東京の最高地点が約2000mなのに対して千葉県は約400mです。同じ関東平野とは思えません。


また、平均標高も日本で最も低く、そんな場所で生まれ育った俺は背景に山が写っている写真や映像を見るだけで「なんだこの不思議な地形は!?」とまるでファンタジー漫画を読んだときのような非日常感を味わえます。


去年千葉県から東京都に引っ越したんですけど、結局は23区内なので千葉県と同じくらい標高低いですし。



そんな低標高に慣れきっている俺ですが、


最近ちょっと登山に興味が湧いてきまして。

というのも最近友人が登山にハマったんですけど、登山するたびにインスタで山の絶景をアップするようになったのでそれらの写真を見ていたら「俺も行きたい!」となった訳です。



でもな~......

俺って昔からマジでどうしようもないくらいスタミナが無いんですよね。高校のマラソン大会では1~3年の男子生徒の中で下から3位でしたし。

今年の春から草野球を始めて先月から筋トレを始めて、20代半ばにしてはそこそこ運動している方ではあると思うんですけど、それでもやはり山頂まで登り切れる自信はありません。



っていうのを全部正直に話したところ、


登山にハマっている友人が「じゃあ初心者を集めて簡単な山に行こう!」と計画を立ててくれました!





それで昨日、実際に登山に行ってきました!

上で書いている通り今回は「初心者と簡単な山に登る」というテーマがあるので、きっと油断さえしなければ怪我無く気軽に行って帰ってこれる難易度だと思います!

一応友人に連絡したら「起きる時間だけ気を付ければいい」って言ってましたし。



え?「起きる時間に気を付けるってどういうこと?」って?

正直俺もビックリしたんですけど、登山当日は3時半起きでした。

しかも他のメンバーと比べて俺だけ直線距離で70kmくらい近い場所に住んでいるので、他のメンバーはもっと早い2時台起きだと思います。



とりあえず寝坊だけはしないように目覚ましを4重にしてセットして寝たものの、3時半起きなんて経験が無いので脳が言うことを聞かず、3時半に起きて1分後には寝そうになりました。

その後も眠気を吹き飛ばそうと懸垂をしてみたりバットの素振りをしてみたり色々頑張りましたがやはり眠気は無くならず、


結局かんっっっぜんな冷水でシャワーを浴びるという心臓に良くない方法で無理やり目を覚ましました。それにしては半目すぎますけど。


なにこれ、半分寝てる目じゃなくて半分死んでる目?





そんなこんなで無理やり目を覚まして、友人たちが乗る車に合流しました。


別に覚えなくても大丈夫なんですけど一応今回いるメンバーの紹介をします。

▼登山経験者組

斎藤 顔出しOK。1人だけ真っ赤な服なので覚えやすいです。

 顔出しOK。1人だけ真っ白な服なので覚えやすいです。

金田 顔出しNGで服も地味なので、余裕があったら覚えてください。


▼登山初心者組

佐藤 顔出しNG。この日2回吐きました。

山形 顔出しNG。この日2回吐きました。全く同じじゃねえか。

のぎへっぺん 俺。もちろん顔出しOK。





ちなみに2回吐いた山形についてなんですけど、


先ほどの「車に合流しました!」の時点で既にメチャメチャ車酔いしてました。


いつから車酔いしてたのか聞いたら「出発して15分くらい」だそうです。片道2時間くらいかかるけど大丈夫か?


大丈夫じゃなかったので2回吐きました。





そんなしんどい状態の山形はいったんさて置き、しばらく車を走らせているとなんだか自然が俺らの初登山を歓迎しているかのような現象が起きました。


見てください、虹が2本出ました。



しかも反対側までぐるっと繋がっていて登山前に虹のアーチをくぐるという神秘的な状況に一同大盛り上がり。




一方、山形はなんかエミネムみたいになってました。


ゲボ吐くにしては袋小さすぎますし。あと何故かずっと俺の方を向いてました。頼むから吐きそうなときは誰もいない方を向いててくれ。





それからしばらくして(この「しばらく」の間で山形は2回吐きました)


一同、山に到着!!!

今回登るのは棒ノ折山(ぼうのおれやま)で、初心者から中級者まで楽しめる比較的簡単な山だそうです。




登って降りるまでに約5時間かかるそうですが、この時点でまだ朝の6時台なので午前中には降りられるはずです!暑さのピークが来る前に降りるぞ~!




それでは、時刻は6時55分。

棒ノ折山 登山スタート!!!




まずは山の入り口で入山届を書いて、みんなで装備を再確認します。油断すると死ぬので。

棒ノ折山も初心者向きとはいえ毎年大きな事故が何件も起きているそうなので、強めに靴ひもを結んで早い段階から手袋を装着。絶対に生きて帰ります。



ちなみに、先ほど書いた通り俺は山頂からの景色が見たくて今回の登山に挑戦しました。

山の入り口付近からすでにかなり良い景色ですが、絶対に頂上から景色を撮影してブログを読んでくれている皆さんにもおすそ分けできるように頑張ります!




登山開始から数分。

登山経験者の3人が未経験者組の佐藤・山形・俺をはさむようにして岩を登っていきます。


登山ってゆるやかな傾斜の土の道を延々と歩くだけだと思ってたんですけど、山によってはこんなにゴツゴツしてるんですね。思ってたより大変です。でもそれが結構楽しかったりもして。


佐藤は余裕でスイスイ登って行って、俺は慎重に手を使いながら登って、なんだかこの時点で岩系の登山適正が分かった気がします。


ちなみに山形はすでに大きく遅れ始めました。

実は佐藤や俺と違い、山形は少し前に1度だけここより簡単な山に登ったことがあるらしいのですが、そのときですら大きく遅れまくっていたらしいです。

どうやら斎藤いわく「ここより簡単な山なのに30分遅れで登頂した」らしいので、じゃあここはどうなるんだって話ですね。


一応、今回の山の方が難易度が高いので置いて行くようなことはせず離れる→待つ→合流したら全体で休憩→出発を繰り返すことになりました。

何故ならこの山は油断すると普通に遭難するらしいので。






しばらく歩くと沢を見つけました。


この日は気温が30度を超えていましたが、ずっと日陰かつ横に沢があるので体感温度としては24度くらいで意外と快適でした。



なんならセットで小さな滝もあるので、とても風流な音でさらに体感温度が下がります。



しかし沢や滝の横を歩くのは良いことだけではなく、「涼しい」なんてメリットを一瞬で吹き飛ばしてしまうような大きいデメリットがあります。

それはなにかというと、とにかく足元が滑る!!!




ご覧ください。これは登山経験者の斎藤が1歩踏み出すのに5秒近くかかった場面です。

濡れて滑る斜めの岩を進むなんて動作は日常生活には一切無いので全員慎重に進み、特に山形は30秒くらいかけてました。



で、小さな難所を乗り越えて、


初心者が難所を乗り越えた記念に1枚。

一番手前でカメラを持っているのは所で、今回の経験者組の中でも一番多くの経験を積んでおり、それに加えてかなりハードな仕事をしているのでイカれてるくらい体力があります。




なので、早々に心が折れかけていた山形の荷物を全部持って歩くという凄まじいことをしてました。

しかも笑顔でピースまでしちゃってますからね。我が隊のナンバー1、凄すぎ。




一方、我が隊のナンバー2こと斎藤はというと、


「キャーーーーー!!!」



「マムシが出るわよーーーーー!!!」


マムシの看板ではしゃいでました。(実際この後ヘビが出て、一番大焦りしてた)








岩のエリアを30分ほど進み続けると、いつの間にか岩も沢も無くなって土と木のエリアになっていました。

先ほどまでとは打って変わって「ツルッと滑って落ちて死ぬ」みたいな道ではなく「即死級の怪我はしないだろう」くらいの難易度まで下がっていて、

多分どっちの道が好きかは人によって意見が分かれるんでしょうけど俺は後者の道が好きなタイプです。


岩のエリアと比べると地味ではあるんですけど、むき出しになった木の根を大自然が作った階段に見立てて登っていくのが楽しくなっちゃって、ちょいちょい先頭のペースをガン無視して1人だけ山頂まで爆走したくなるくらいでした。



ちなみに、大自然が作った階段は人間製のものを違ってかなり不規則なのでいきなり1m以上ある段差が出てきたりするんですけど、

それをよじ登っているとき、脳内では


SASUKE3rdステージのエリアとエリアの中間にある「思いっきりよじ登らないと休憩できない鬼畜な休憩エリア」によじ登ってる選手の気分になれてテンションが上がるので、




ずっと「1mの段差もっと来い!1mの段差もっと来い!」と思ってました。


で、大きな段差をおおはしゃぎでスイスイ登りまくっていたらいつの間にか俺が先頭になっていて、後ろを向いたら佐藤がゲボ吐いてました。




佐藤はもともとある程度運動ができるタイプで、前半の岩のエリアも特に問題なく進んでいたのですが、


道中、テーブルとベンチを見つけてゆっくり休憩したときによく分からん激安のスポーツ飲料を飲みまくったら一瞬で体調が悪くなったらしいです。

何それ、毒?




結局そんな状態でSASUKEみたいなエリアに挑んだ結果、気付いたら吐いてたそうです。

しかも2発。


でも吐いたら治ったらしいので登山は続行。毒飲料はリュックの奥深くに封印しました。




あと、山形はゲボ吐いてる佐藤よりもはるかに遅いっていう。


ちなみに山形は「フルマラソンを完走したい!」つって高い靴を何足も買ってジムに入会したのに結局ジムを退会して、

挙句の果てに俺や友人が筋トレの成果を報告するためにつくったLINEグループに筋トレの成果ではなく手作りラーメンの画像をアップするという悪行を働いています。



絶対フルマラソン無理だろ。






そんなこんなで佐藤は吐き山形は遅れ、俺が脳内SASUKEを楽しんでいるといつの間にか既に頂上付近です。

ここから先はもう道に迷う心配も無いので各々のペースで進みました。



この時点で俺の脳内は大好きなSASUKE一色に染まっているので、もう頂上までノンストップです。

かなり序盤から怪我防止のために超積極的に手を使いまくる方法で登ってきたので、その影響でまだまだ足に余力があり、


気付いたら1人で山頂まで来ちゃいました。




なんか、あれっすね。

途中までずっとみんなで登ってたのに1人でゴールすると急に孤独感が押し寄せてきますね。



上手く説明できないんですけど「あれ?ゴールに見せかけてまだ続きがあるんじゃないの?」みたいな感じになりました。

このときの俺のような登山未経験者の方は、もしも友達と登山に行くことになったらみんなで手をつないでゴールしてください。




ということで、山頂でボケーっと待っていると1人また1人とメンバーがゴールして、全員無事に登頂することに成功しました!




途中かなり山形を待つ時間があったとはいえ2時間半で登れたので、基本的には午前中に入山すれば夜になる前には帰れるくらいの難易度だと思います。

だってどうやら下山の方が早いらしいですし。




まあ、なにはともあれ、


全員無事に登頂した記念に1枚!

こういう写真が後々思い出として残りますからね!




後々思い出として残るのになんで内股になっちゃったんだろう......

まさか2時間半かけて登山して、山頂で後悔するようなことがあるとはね。




でも、山頂での後悔はもう1つあります。

記事の冒頭で書いた俺が登山に挑戦した理由を思い出してください。


そう、「絶景を撮るため」です。




それでは皆さん、山頂からの景色をご覧ください。


......木が高くて何も見えない




あまりにも眺めが悪すぎて、


景色よりも所が俺の靴下を見て言った「お前の靴下がカルバンクラインなの意外過ぎるだろ」の方が盛り上がりました。


意外過ぎて「カルバンクラインじゃなくてコーナーキックじゃない?」みたいなアホすぎる説も浮上しましたが、それ以上のこと(カップルが青姦してたりとか)は起きずに下山しました。



で、山頂でやましいことを期待したせいなのか、


ここから入山したはずなのに、




下山したら墓にたどり着いて「これ本当に道あってる???」と不安になりました。

一応あってるらしいんですけど、頑張って下山した末に墓が見えたときはマジで遭難の始まりかと思いました。




あと山形の疲労が限界すぎてビックリするくらい遅れが出てしまい、




登りは2時間半だったのに、下山は3時間かかりました。


一応どれだけ遅れが出ても山形を置いて行かずにしっかり待って、途中からは体力がある奴が遅れてる奴の後ろにつくフォーメーションに切り替えることで全員無事に下山できましたが、

もしもこのブログを読んでいる皆さんの中で「これから友達と登山に行くよ!」という人がいたら、友達を置いて行っちゃダメですからね!

遭難や熱中症で死ぬリスクもありますし、結構普通に熊とか出るらしいので。



とりあえず、山形は帰宅後に筋トレを始めたらしいので途中で飽きてやめなければ次の登山はスイスイ登れると思います。

今後の登山予定は今のところありませんが、次回の登山記事に乞うご期待!




またどこか登るぞー!



それでは今回はこの辺で終わりにします。

以上、あざしち!