高校時代、軽音楽部とは関係無く友人とバンドを組んで文化祭でライブをしたことがあります。
そして卒業式の日に「ここに俺らがいた証を残そう」と学校の机の裏かどこか(どこだっけかな)に油性ペンでバンド名を書き、なんだかとっても青春っぽいことをしていました。
で、そのバンドでボーカルを担当していた友人宮本(仮名)がですね、ちょっとシャレにならない病気にかかってしまいまして。
しかし宮本は懸命に治療を続けて、なんとバッチリ完治＆就職したということでめでたいねぇ！！！
つって、昨日はそんな宮本とスタジオに行ってきました。
右が宮本で、左のグシャグシャ顔面男が俺です。
じゃあ俺ギター弾くから、何か歌いたい曲ある？
バラード系がいいかも
了解
(3分後)
どうしたよ、ぜんっぜん声出てないけど
俺って感情込める歌い方は得意だけど、音の上がり下がりが激しいところは苦手なんだよな
久しぶりに会った宮本は低音～中音域がメチャクチャに上手くてとても感情のこもった歌い方をするようになっていましたが、
その代わりに音程の変化への対応が苦手らしく全然高くないところで声がひっくり返ったり、大きくキーを間違えたりしていたので、
よし、今日はお歌の勉強をしましょう！
お願いします！
ということで、ボイトレを習い始めて半年というゴリゴリ素人の俺が宮本に歌を教えるという危険極まりない展開になりました。
とは言ってもさすがに無理に本格的なことを教えようとすると宮本の喉をブチ壊してしまうリスクが大きいので、
宮本が楽に出せる限界の音域を探そう！
宮本の好きな歌手の歌い方をじっくり聞いてみよう！
プロの歌手がどんな口の開け方をしているか見てみよう！
超浅いボイトレ教室みたいなことをしました。
しかも、教える側の俺は前日・前々日にヒトカラで歌いまくったせいで全然声が出なかったので、まさかのお手本無しのボイトレ教室です。
でも、そんなクオリティのボイトレ教室でも少しは宮本の役に立てたようで、なんか割り勘の予定だったスタジオ代をちょっと多めに出してもらえました。
やったね。
じゃ、スタジオ練習終わったし飯でも行くか
ちょっと待って。そこの窓から見える建物だけどさ、
あれTBSじゃね？
屋上に帽子みたいなのが付いてるってことは、あれTBSだわ
行こう
絶対行こう
俺も宮本も千葉県の田舎出身なので、好奇心でTBSを見に行くことにしました。
だって俺らの地元には畑と潰れた個人商店しかないもんね。
でっけ～！
写真撮っちゃお
俺も撮ろ
はい撮るよ～
いや、俺を撮るなよ
もう1枚撮るよ～
下から撮るなよ
あと、
なんか向こうでテレビの収録してるわ
田舎者からしたらテレビの収録なんて一生に一度立ち会えるかどうかです。
しかも通行人が参加するタイプの企画だったので、もちろん飛びついてスタッフに説明を聞きにいきました。
どうやらモニタリングという番組の企画で、通行人が透明なカラオケボックスで点数を競い最高得点を叩き出したら100万円という内容でした。
......え？
俺らさっきまで歌の練習してたけど。もしかしてこれ俺らのための企画？
俺は喉が終わっているので泣く泣く辞退しましたが、宮本は「俺行ってくるわ」と堂々エントリー。
その後、宮本がスタッフに連れられてセット裏に移動したので「お、何かやらかしたのか？」と思ったのですが、
どうやらエントリーした人はみんなセット裏でスタッフの質問に答えて軽く歌声を披露して、その後に「出番になったら電話する」と伝えられるそうです。
まあ、宮本がそう言ってるだけで本当は何かやらかして後ろに連れて行かれた可能性も0じゃないですけど。
どうせ読んでるんだろ、宮本。本当のところはどうなんだ？
あ、ちなみにエントリーが多すぎるから電話がかかってこないパターンもあるらしい
絶対に歌上手い順に電話かけるじゃん
俺もそう思う
ちなみに電話はかかってきませんでした。
2人で電話がかかってくる前提で番組のインタビューに答えたのに、結局かかってこなかったので多分全カットです。
もしもこんな2人組がモニタリングに出てたら、それは俺らです。
この流れの場合は出ない方が面白いので、今は逆に「出るな！」と思ってますけど。
だって大はしゃぎしてTBSに来て、大はしゃぎでエントリーして、大はしゃぎでインタビューに答えて、それで全カットだったらちょっと面白くないですか？
いや、でもやっぱりちょっと出たいかも。だって俺は田んぼに囲まれた家で育った男だから。
そういう育ちの奴は基本テレビ出たがるから。
あとこれは番組とは全然関係無いんですけど、
電話を待っている間にちょっとした発見をしまして。
今気付いたけど宮本の喉仏出すぎじゃね！？
マジで！？ ......いや、ちょっと待て？俺も今気付いたけど多分のぎへっぺんの喉仏が出てなさすぎるだけだと思う
えっ、俺って喉仏出てないの？
↑
宮本
↑
のぎへっぺん
俺って喉仏ザコだったんだ...... 初めて知った......
これ出てる方が歌に有利だったりしない？
もしかして、喉仏が出てるから宮本の低音～中音域はあんなに上手いのかも
この後、喉仏と歌唱力の関係を調べたらよく分かんなかったです。
つって、先ほど書いた通りいつまで待っても電話は来ず、
だんだん暇になってきたので途中から透明なカラオケボックスそっちのけでTBSから芸能人が歩いて来るのを待つという遊びをしていました。
そしたら意外と何人も芸能人出てきてビックリ。
↑
この通路
さすがTBS。定期的に芸能人が出てくるので、途中から芸能人ガチャみたいな感覚で眺めてました。
(この画像に写っている人は芸能人ではありません)
で、1時間半くらい芸能人ガチャを弾き続けていたら続けていたらだんだんそれにも飽きてきてしまい、
しまいには自分たちが芸能人になり切って赤坂を歩くという意味不明なフェーズに入りました。
芸能人っぽく歩く、という遊び pic.twitter.com/nAgVTfBuBj
— のぎへっぺん (@nogiheaven) 2023年11月23日
https://twitter.com/nogiheaven/status/1727690084814921988?s=20
芸能人っぽく歩く、という遊び ② pic.twitter.com/ii3r3fvfUB
— のぎへっぺん (@nogiheaven) 2023年11月23日
https://twitter.com/nogiheaven/status/1727690748596990310?s=20
正直この日一番楽しかったのはこれです。
人は何時間もスタッフからの電話を待ち続けると、最終的にはこうなります。
もしも来年も同じ企画があったら2人でエントリーしに行くので、そのときはスタッフさんよろしくお願いします！！！
そんなこんなで、結局「あ、これ電話来ねぇわ」と悟って駅に向かい、そのまま解散になりました。
↑
分かれる間際、何故か撮ったパノラマ写真
俺のSuicaチャージをパノラマにすな
次もパノラマにします。
つって、以上が友人とモニタリングの収録を見に行って企画にエントリーした話でした。
また来年も同じ企画やってたらいいな～。モニタリングが終わってもこの企画だけ続けてくれ。
細かすぎて伝わらないモノマネ選手権みたいに。
人志松本のすべらない話みたいに。
それでは今回はこの辺で終わりにします。
また明日！あざしち！
